キム・ドンウク
Kim DongUk
김동욱
「JK」 JKキム・ドンウク 第1輯
SRCD-3647 / Seoul Records
発売年月日:2002.05.22

  バラード歌手という以外に何の知識も情報もなく、イチかバチかで買ったアルバム。一曲目からして完全にノックアウトされた。あまりの格好良さに鳥肌が立った。新人なのに、なんなんだろう、この渋さと貫禄は。こういう新人は日本では絶対に現われないんじゃないだろうか。ひょっとしたら、韓国でもヒットチャートには出てこないかもしれないが、僕はこういう人を応援した。恐らく彼は外国人からの評価が高いだろう。哀愁漂うバラードの1、切ないミディアムバラードの2、ギター一本の伴奏から徐々に盛り上がる美メロバラードの3、基本的に僕は三拍子の曲は嫌いなんだけど、これは軽い感じでいいなと思う4、一転してクールなビートの5、明るめのビメロバラードの6、優しい感じの美メロバラードの7、思わず一緒に歌い上げたくなる美メロバラードの8、R&B調バラードの9、ファンキーなポップスの10もスパイス的でいいです。オーケストラの伴奏で始まる美メロバラードの11、全編英語のカバー曲の12,2の英語バージョンの13,1のラジオエディットの14、ラストを締めくくる爽快なポップスの15と基本的にはバラードが中心だが、とにかくこの渋いかすれた声は聴く価値大です。心底惚れた。
「MULTIPLEPERSONALIZE」 JKキム・ドンウク 第2輯
SRCD-3704 / Seoul Record
発売年月日:2003.08.05

 上で紹介したデビュー作は、韓国国内でも本人はテレビ出演しないにもかかわらずアルバム売り上げチャートで5位のセールスを記録したキム・ドンウクの第2輯。1輯アルバムがあまりにも良すぎると次のアルバムってどうなってしまうんだろう? と心配になる。このキム・ドンウクの第2輯も正直言うと最初はちょっと ? だった。前回のような泣きバラードや美メロバラードはあるのだが、全体的にマニアックな音作りをしており、前作みたいな感じを期待すると裏切られる。しかし、同じことをしていてもつまらないので、こういう違った方向性を模索するのもいいかもしれない。それにしても、やはり彼の魅力はその声。これだけで僕はOK。そして、このアルバム、最初はあまりいいとは思えなかったのだが、何度か聞いているうちにすんなりと耳になじむようになった。やはりそれは彼の独特の声に因る所が大きいと思う。ミディアムポップスの1、8、泣きバラードの2、6、美メロバラードの3,10,14、ミディアムバラードの4、5、ギターのつま弾く音が気持ち良いボサノバ風の7、ピアノの伴奏が美しい泣きバラードの9、キム・ドンウクが初めてラップを取り入れたミディアム系の11、今風のエフェクトボイスが気持ち良いダンサブルな12、ファンキーなアレンジが印象的なミディアムポップスの13、3拍子の洋楽チックなバラードの15など。全体的に洋楽テイスト溢れる大人のポップアルバム。
「MULTIPLEPERSONALIZE[emotion*BLUE]」 JKキム・ドンウク 第2輯セカンドエディション
SRCD-3727 / Seoul Records
発売年月日:2003.12.05
 上記で紹介したキム・ドンウクの第2輯アルバムのセカンドエディション。ジャケットを変え、ボーナスCDが付いたバージョンである。ボーナスCDには4曲収録されており、そのうち3曲が英語のカバー曲となっており、クリスマスを意識した内容になっている。このボーナスCDはこの半年後にリリースされた二枚組カバーアルバムに繫がっていくと思われる。おなじみの曲でも、キム・ドンウクが歌うと表情ががらりと変わり、そこが面白い。特に4曲目の名曲「A Winter Shade Of Pale」のカバーは原曲に忠実なのだが、キム・ドンウクのあの声で歌われると、実に感動的だ。
「MEMORIES IN HEAVEN」 JKキム・ドンウク
SRCD-3754/ Seoul Records
発売年月日:2004.05.11
 キム・ドンウク初のカバーアルバムは二枚組みの豪華盤である。1枚目の「Memories」と題された方には、韓国語による曲のカバー、そして2枚目の「Heaven」は英語曲のカバー。外国人である僕たちには2枚目の方がなじみが深いだろう。ジョン・レノン、マービン・ゲイ、ルイ・アームストロング、エルビス・プレスリー、フレデュ・マーキュリー、ジミ・ヘンドリックスなど、誰もが知っている曲をカバーしているのだが、キム・ドンウクの独特の歌声で聞くととても新鮮に聞こえる。いずれも原曲を損なわないアレンジで、彼の音楽に対する愛着を感じることができる。