アレクサンダー・ルー／Alexander Lo／
大学時代、映画をみまくった時期がある。その時は映画館に通うだけでなく、ちょくちょくレンタルビデオ屋でビデオも借りて見ていた。その時に参考にしていたのが毎月発売されるビデオ紹介雑誌だったのだが、その中でたまたまみつけたのがこのアレキサンダー・ルー主演の忍者ものビデオだった。彼が主演しているビデオは日本でも何本か発売されており、僕は新宿のTSUTAYAに通っては彼のビデオを良く借りていた。彼の出演する映画の大きな特徴は、とにかくこのマッチョな体を見せるシーンが多いこと。筋肉がギシギシときしむ音まで入っているくらいだ。彼は特にアメリカで人気があるらしく、多くのDVDがアメリカからリリースされている。
「SHAOLIN CHASTITY KUNG FU」
露出度　★★★★★　　満足度　★★★★★
個人的に非常に思い出深い作品。初めてNYに行った時に、ドラゴン・リー主演の「THE DRAGON'S SHOWDOWN」を買ったことは、ドラゴン・リーのところにも書いた。そのジャケットの下の部分を良く見ると、いろんなカンフースターの写真が載っている。最初僕はこのビデオの中にこういうシーンがあるのかと思っていたのだが、そうではなくて、これはこのビデオシリーズか何かの名場面のようなものをまとめて載せている写真であることが判明した。その中に、ひときわマッチョで男前なカンフースターが写っていた。そのビデオがどうしても欲しかったのだが、タイトルもわからないし、その男が誰でもあるのかも当時はわからなかった。そして、１０年後、僕はアレキサンダー・ルーが出ているというのでこのDVDを買ったのだが、そうしたら、な、なんとそのジャケットに写っていた写真と同じ場面が出てきたんである！もう、びっくり。やっぱり僕の目に狂いはなかったと妙に納得してしまった。この作品ではアレキサンダー・ルーが半裸状態で牛と闘ったり、トレーニングをしたりするシーンが出てきて、ほぼ全編脱いでます。初期の作品なので、まだ体が完全に出来上がっていないけど、それでもやはりカットがくっきりと浮き出た肉体は見事。ケンケンフェティッシュイチオシ作品です。
「INVISIBLE KUNG FU MISSION」
露出度　★★☆☆☆　満足度　★★☆☆☆
アレキサンダー・ルーがメインなわけではなく、ある少林マスターの弟子のうちの一人というような設定なので、彼一人を堪能できないのが残念。ただ、そんな弟子たちの中でも一番出番が多いし、半裸シーンもあるし、他の弟子たちが結構ちゃんとした稽古着（っていうんだろうか？）を着ている中、彼だけは肌の露出の多い服を着ていたりするので、ちょっとだけおいしい。
「SHAOLIN DOLEMITE」
露出度　★★☆☆☆　満足度　★★☆☆☆
ジャケットを見るとアレキサンダー・ルーよりも黒人の方しか写っていないから、本当にこれに彼が出ているんだろうか？と不安になってしまうが、一応出ていることは出ている。しかし半裸トレーニングシーンもあることはあるのだが、暗めでよく見えないし、猿拳みたいな技を習得するためにアレックスってば猿まねしちゃうから、いい男が台無し……。あまり満足できませんでした。はい。
「DEVIL KILLER」
露出度　★★★☆☆　満足度　★★★☆☆
アレキサンダー・ルーには唐龍という兄がいるという噂なのだが、その兄が前半部分で登場する。その唐龍というのが、またすごいマッチョなのだ。アレキサンダー・ルーよりもいかつい顔をしているが、彼もとても素敵な体をしている。ところがこの映画では彼は卑怯な敵に死闘の末殺されてしまい、その復讐のために弟のアレキサンダー・ルーが立ち上がるというような内容になっている。最後の闘いのシーンで最初はずっと袖なしカンフー着で戦っており、最後の最後でやっと脱ぐのですが、できればもっと早く脱いで欲しかった！と思うのは僕だけ？
「VEMON　OF NINJA」 （aka「Ninja Kids/激闘！忍者暗殺団」）
露出度　★★★★☆　満足度　★★★★☆
神田の中古ビデオ屋で偶然手に入れた日本で発売された忍者ものにアレキサンダー・ルーが出ていて、しかもちゃんと僕の好きな上半身裸シーンもあり、大喜びをしていた。それから約１０年後、あるアメリカのB級カンフー映画専門のサイトを見ていたら、僕がまだ見たことのないアレキサンダー・ルーの３枚組みDVDを見つけたので、早速注文してみた。そしたら、それが、僕が神田で買った「激闘！忍者暗殺団」のロングバージョンだったのである！もう、感激しまくった。全部で６話あるので、６話ともアレックスが脱いでいるのかと期待したら、さすがにそれはなかったのが残念。だが、他の映画に比べると脱ぎ脱ぎムキムキシーンは多いので、アレックスフリークの方（っているんだろうか？）にはおすすめ。