『ひざまずいて足をお舐め』 | |||||||||||||||||||||||||||||
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初出誌 下記一覧参照 | |||||||||||||||||||||||||||||
<単行本> | |||||||||||||||||||||||||||||
新潮社 1988年(昭和63年)8月25日発行 | |||||||||||||||||||||||||||||
286頁/ISBN:4-10-366802-4 | |||||||||||||||||||||||||||||
<文庫本> | |||||||||||||||||||||||||||||
新潮文庫 1991年(平成3年)11月25日発行 | |||||||||||||||||||||||||||||
308頁/ISBN:4-10-103612-8 | |||||||||||||||||||||||||||||
解説/佐伯一麦 | |||||||||||||||||||||||||||||
1987年3月から『新潮45』に連載され、話題を呼んだ長編小説。山田詠美自身の体験がベースとなっており、文庫本の後ろ扉の解説には「著者の虚構的半自伝小説」と紹介されている。 SMクラブの女王様ちかが、その世界に入り、ある文芸賞の新人賞を受賞するまでの過程を、ちかの姉的存在である忍姉さんの視点で描かれている。 この作品は、そのタイトルだけで不当に評価されているきらいがある(*)が、山田詠美の分身ともいえるちかが、日ごろ何を考え、どのように行動しているかが、深く分析されており、山田詠美が自分自身や、自分を取り巻く環境をいかに冷静に、客観的に見ているかがよく分かる名作である。 (*)「ペニスにまち針100本「女王様の便器に…」山田詠美の仰天自伝SM小説「ひざまずいて足をお舐め」登場人物のモデル誰だ?」『週刊現代』87年3月21日号30〜31といった記事を見てもいかにこの作品が興味本位で取り上げられていたかがわかる。 参考文献として以下のものがあげられる。 「快著会読<読書鼎談>『ひざまずいて足をお舐め』」 池内紀、奥本大三郎、川本三郎 『文學界』1989年新年特別号(1月)338〜347頁 |
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初出誌一覧
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